2018/08/04-16

初の北海道ツーリングから5年。5年に一回5日連続で会社から出される特別休暇(リフレッシュ休暇)が、今回でラストになる主人と私の還暦が重なり、
3回目の北海道ツーリングに行ってきました。過去2回で回っていない日高・襟裳岬・道東・納沙布岬さらに十勝や美瑛の、以前回れなかった所を中心に
計画を立てました。実は2年前にほぼ同じコースで計画したのですが、襟裳岬直撃台風の恐れがあり、出発2日前にキャンセルした苦い経験があります。

今回のツーリングで、ほぼ北海道一周完結編となるよう計画しましたが、過去2回は雨に祟られた記憶ばかりが強いのですが、今回はどうでしょうか。


2013年のツーリングルート
最終日の釧路−苫小牧間は移動のみです。
 
2015年のツーリングルート


当初の予定コース計画
8月4日(

自宅(14:00出発)〜名古屋港・太平洋フェリー:出航−19:00

8月5日(
)
終日フェリー内

8月6日(月)
苫小牧港フェリーターミナル〜沼ノ端東IC〜日高門別IC(無料区間)〜道の駅 サラブレッドロード新冠〜レ・コードの湯ホテルヒルズ

8月7日(火)
レ・コードの湯ホテルヒルズ〜ホクレン 堺町セルフSS 〜様似町エンルム岬〜観音山展望台〜日高耶馬渓〜襟裳岬風の館昼食予定 いさみ寿し 〜
十勝 ナウマン温泉 ホテルアルコ

8月8日(水)
十勝 ナウマン温泉 ホテルアルコ〜道の駅 うらほろ〜道の駅 しらぬか恋問〜釧路和商市場 〜ホテルルートイン釧路駅前

8月9日(木)
ホテルルートイン釧路駅前〜愛冠岬〜霧多布湿原〜納沙布岬昼食予定 鈴木食堂〜道の駅 おだいとう〜野付半島〜中標津HOTEL Biz INN

2018年の予定ルート、過去二回で回っていない襟裳岬から道東のルートと、日本最東端の納沙布岬、野付半島などです。

8月10日(金)
中標津HOTEL Biz INN〜開陽台展望台〜裏摩周展望台〜道の駅・摩周温泉〜阿寒湖駐車場・阿寒湖遊覧船〜オンネトー展望台〜
道の駅・あしょろ銀河ホー21・足寄IC〜池田IC〜ホテルテトラリゾート十勝川

8月11日(
)
ホテルテトラリゾート十勝川〜スギタスーパーミニホースの郷ムーミン牧場〜十勝清水IC〜トマムIC〜道の駅 南ふらの〜ファーム富田〜旧上砂川駅舎(悲別駅)〜かもい岳温泉

8月12日(
)
かもい岳温泉〜美瑛四季彩の丘〜青い池〜しらひげの滝〜富良野経由国道452 三段滝公園〜三笠IC 〜高速札幌IC 〜ビジネスインノルテ

8月13日(月)
中央バス 定期観光バス:絶景積丹岬コース

8月14日(火)
A案 ビジネスイン ノルテ〜支笏湖温泉:水中遊覧船 〜 苫小牧港フェリーターミナル
B案 ビジネスイン ノルテ〜道の駅 ニセコビュープラザ 〜支笏湖温泉駐車場〜苫小牧港フェリーターミナル

8月15日(水)
終日フェリー内

8月16日(木)
名古屋港フェリーターミナル〜自宅
 

実際のコースは雨のため、9日の霧多布湿原と野付半島、14日のニセコ・羊蹄山コースをカットしましたが、ほぼ計画通りのツーリングが出来ました。
     


2018/08/04 ツーリング1日目


2018年8月4日、自宅を PM 1:50 に出発し、東名美合PAで休憩。
連日の猛暑 (路面温度は50℃オーバーでしょう) プラス、
音抽洛SICまで渋滞がひどく、料金は割高でも豊川ICから
高速へ入った方が楽ではないかと思いました。
 
PM 3:46 汗だくで名古屋港フェリーターミナルに到着。

12泊もするツーリングの割に荷物が少ないのは・・・
過去の北海道ツーで、荷物をバイクからおろし、船室まで運ぶのが
重くて大変だったので、宅配便でホテルへ送りました。
(これは自分でも、ナイスプレーと思いましたが、
 もっと早く気が付いていればと反省)
   

自衛隊の演習でしょうか、ご苦労様です。

PM 5:46 以前の様に船首ではなく、船尾近くの横から乗船。
 
新日本海フェリーと違い、バイクは少なかったです。
今回私たちが太平洋フェリーにした理由は↓
太平洋フェリー:海の見えない個室2名+バイク2台=91,400円に対して
新日本海フェリー:海の見えない個室2名+バイク2台=91,520円と差が無く、
新日本海フェリーは苫小牧到着が20:30 とホテルへ直行ですが、
太平洋フェリーは一日余分に掛かりますが、
AM 11:00到着なので半日動けます。
それと自宅−名古屋まで87.5kmに対し、自宅−敦賀まで209kmと、
高速代・ガソリン代が倍以上掛かるからです。

1等インサイド 大人1名 23,900円の海の見えないツインの個室です。
ちなみに新日本海フェリーだと28,070円の料金です。
 
PM 6:09 出航のシーンが見たいので、早めの夕食にしました。

ビュッフェ形式の新日本海フェリーと違い、
バイキング形式で料金は2,000円/一人です。
若い人は良いですが、私たちだと少しずつしか食べられないので割高です。
 
夏祭りコーナーと名打って屋台で食べられる、
焼きそば・たこ焼き・焼き鳥のコーナーがありました。

デザートのフルーツとアイスクリームです。
 
船長のユニフォームを着ての、記念撮影コーナー。

PM 7:00 定刻通り名古屋港を出港。
 
日が短くなったので、15分も経つとあたりはあっという間に暗くなり、
夕闇に包まれます。

売店を覗いてみました。
 
部屋はシャワーだけなので、大浴場で入浴を済ませます。

本日の走行距離は、99.6km でした。


2018/08/05 ツーリング2日目


AM 8:10 レストランは7:30 からの営業ですが、
軽食コーナーでモーニングにしました。
 
私はホットケーキセット\630 主人はモーニングセットA \720 で朝食です。

日頃の仕事疲れを取って、北海道ツーリングに備えます。
 
マッサージコーナーの向かいはゲームルームです。
夏休みとあって子供達が大勢遊んでいます。

部屋のテレビではNHKのど自慢を放送中。
札幌からの中継は、北海道出身のゲストが出演していて、グッドタイミング。
お二人の出身地も、コースに組み入れてあるので楽しみです。
 
PM 12:40 ランチはレストランで頂きました。

朝とお昼のレストランのバイキング料金は1,000円/一人です。
 
セルフのミニラーメンを作っています。

PM 2:38 苫小牧発名古屋行きの姉妹船、きそとすれ違います。
 
お互いに鳴らす汽笛が、船旅気分を盛り上げます。

PM 2:50 船内でのミニコンサート。
 
ハープの音色が船旅にマッチしていました。

PM 4:24 雨の仙台港に到着。
 
仙台で降りるお客さんが、こんなにいるとは驚きでした。

PM 6:52 夕食もレストランのバイキングを利用しました。
料金は
2,000/一人と、朝昼の倍になっています。
   
 


2018/08/06 ツーリング3日目


AM 6:47 東北は大雨が続いているそうで、海も荒れていて揺れましたが、
船酔いするほどではなかったので、助かりました。
 
AM 7:38 今日の朝食はレストランを利用しました。

大変混雑しています。
 
眺めの良い窓際の席が取れて良かった。

昨日はパンだったのでご飯(私はおかゆ)にしました。
 
AM 10:45 苫小牧港に到着。
3回目の北海道で、初めてカッパを着ずに上陸出来そうで、
しかも今までは夜間だったので、テンションも上がります。

いつもは大変な下船の準備も、大きい鞄はホテルへ送ったので楽です。
   

実はハンドルにベルトを掛けられ固定されたので、ハンドルが少し下向きになり運転しにくくなっていました。
主人が工具を下ろして調整し、やっとまともに走られる様になって一安心。

苫小牧港を出て高速入り口前に、ランチにピッタリのお蕎麦屋さんを
見つけていたのですが、朝がバイキングだったせいもあり、
お腹が空いていないので、直接新冠に向かうため、
一路高速入り口に向かいたいところですが・・・
 
今度は主人のライディングシューズの靴底が剥がれるトラブル!!
コンビニで瞬間接着剤を買って補修しましたが、気温が低く寒いくらいなので、
雨用に持ってきた防水ブーツと履き替えました。
とにかく計画通りに行かなかった場合、どのように対策を
臨機応変に立てられるかが、とても大切だと思いました。

AM 11:50 日高道・沼ノ端東ICから高速に乗り、日高方面を目指します。
 
日高道の苫小牧から東方面は、無料区間です。

気温21℃とメッシュのジャケットだと寒いです。
 
気温と路面温度はおよそ10℃の開きがあります・・・と言うことは
約40℃の名古屋だと、路面温度は50℃以上になっていたはずなので、
自宅から名古屋までの道中、死にそうなほど暑かったのも納得です。

PM 12:35 高速を降り国道235号へ突き当たり、左折し浦河方面へ向かいます。
 
PM 12:40 浦河国道は、 絶景のシーサイドラインです。

日高道は今年、日高門別から日高厚賀までが新たに開通し、
その先も工事が進んでいましたが、この景色を楽しむためには、
高速を降りるのもありですね。
 
PM 12:50 道の駅 サラブレッドロード新冠に到着。

新冠の観光案内図
 
道の駅隣のレ・コード館を見学していきます。

全国から寄せられたレコードが、約90万枚収蔵されているそうで
視聴もできるようです。こちらのコーナーは無料で見学できます。
 
私も持っている百恵ちゃんのLPもありました。

レ・コード館展望室から見える東側(浦河方面)の風景。

レ・コード館駐車場。
 
バイクを止めたところが、レコード盤のデザインになっています。

レ・コード館展望室から見える西側(苫小牧方面)の風景。線路が見えますが、2015年1月の盛土流出に伴う運休が続き、
JR北海道から2016年には廃止の提案があったそうで、喫茶コーナーのママさんが、このまま廃止になる公算が大きく残念ですと言っていました。

時間も午後1時を過ぎ、ホテルのディナーが食べられなくなってはいけないので、
軽くトーストセットで昼食にしました。
 
展望室から降りてきて又一周。

今回は松山千春さんの出身地にも足を伸ばします。
 
ハイセイコーの銅像と記念撮影。

PM 1:40 道の駅 サラブレッドロード新冠を出発。
 
PM 1:51 新冠温泉レ・コードの湯ホテルヒルズに到着。
乗馬体験付き宿泊プランを予約したので、チェックインはまだですが
荷物を預け、牧場まで送って頂きます。
乗馬体験付き宿泊プラン一泊2食付きで、2名34,400円でした。

ホテルの送迎車で牧場まで送って頂きます。
 
PM 2:26 ホロシリ乗馬クラブに到着。

50分の林間トレッキングコースは、
\7,500+ブーツ\300+ ヘルメット\300=\8,100ですが、
ホテルの宿泊代込みで\16,300です。
 
曳き馬は経験ありますが、自分で手綱を持ち足で馬の腹を蹴り、
自由に歩き回るのは生まれて初の経験です。

コースは森の中の獣道で、泥濘あり上り下りありで、
人の足では歩けない様な所でしたが、お馬さんが頑張ってくれました。
 
経験を積むと、砂浜を疾走するコースまでバラエティーに富んでします。

生まれて初めての本格的乗馬で、長年の夢が叶いました。
 
馬の名前はキタサンガッツ、早そうな名前ですが・・・

ホテルまでは、牧場の係員に送って頂きました。
 
PM 4:30 先に送っていた荷物を受け取り、チェックインしました。
これからは荷物の多いときは、宅配便を利用するのに限ります。

ホテルの部屋からの眺望。牧場の様な庭と太平洋が望めます。
日帰りの温泉入浴施設が併設されているので、食事前に汗を流します。
 
PM 6:10 夕食はレストランで頂きます。

ツブ貝の入った釜飯が美味しかったです。
 
レストランから望む太平洋と夕日。

本日の走行距離は、74.0km でした。



2018/08/07 ツーリング4日目


8月7日AM 6:33 今日も天気は良さそうです。
 
AM 7:25 朝食はバイキングスタイルです。

おかずもバラエティーに富んでいます。
 
パンも選べますが、私たちは和食を選びました。

AM 9:10 新冠を出発します。
今日からは大荷物を積んでのツーリングとなるので、
足つきやスタンドを出すときに注意が必要です。
 
浦河方面へ向け快適に進んでいきます。

対向のライダーが手を振ってくれて、ああ北海道へ来たんだなぁと実感。
 
信じられないかもしれませんが、潮の香りが昆布の匂いです。

昆布が干してないところでも、昆布の良い匂いがズーッと続いていて、
生まれて初めての体験です。
 
浦河で北海道最初の給油。

目を楽しませてくれる奇岩が続く国道です。

海は何処までも青く穏やかで、この後嵐の様な強風に、命を縮めるような恐怖を味遭うとは思いも寄りませんでした。

AM 10:36 最初の景勝地、様似町エンルム岬に到着。

岬近くの展望台下までバイクで乗り入れられ、他に観光客も無く貸し切り状態です。

展望台から望む、東側えりも町方面の風景。

展望台から望む、西側浦河町方面の風景。私の後ろに咲いているのはハマナスの花で、赤いのは実です。

様似漁港。

誰もいないので手すりの上にカメラを置いて、セルフタイマーで撮りました。
 
AM 11:03 襟裳岬へ向け出発します。

日差しはありますが、涼しくて気持ちが良いです。
 

このあたりでは春秋用の、ゴアテックスのジャケットだけで良かったのですが・・・
まさか、この天気で寒さを感じる様になろうとは・・・
 
AM 11:23 えりも町に入りました。
このあたりから風が強まり、襟裳岬灯台まで写真が1枚も撮れませんでした。
バイクに乗ってこれほどの強風を感じたのは、初めてです。

襟裳岬灯台が見えてきました。
 
AM 11:49 襟裳岬に到着。
日本一の強風地帯という知識はありましたが・・・
これほど風が強いとは思いも寄りません。
バイクのハンドルをしっかり握りしめていても、吹き飛ばされそうで、
まっすぐ走ることが出来ないだけで無く、転倒するのでは?と言う恐怖で、
生きた心地はしませんでした。

食事処が混み合う前にお昼を頂くことにしました。
えりも岬観光センターは座席数も多くメニューも充実していて、
お土産コーナーも品数が多くお勧めのお店です。
 
私はえりも岬名物ラーメン・醤油 \990 を注文 !!!
実は、ネットでえりも町のお寿司屋さんを調べてあって、
そこで海鮮丼を頂こうと計画していましたが、
前を通ったときシャッターが閉まっていて、
がっかりしながらここへ来たのですが、閉まってて御の字です。
こんなに海鮮の出汁が出ているラーメンは、生まれて初めて食べました。
蟹も太い足と爪が入っていて、メチャクチャ美味しかったです。

主人は \1,990+いくらトッピング \500の海鮮丼を注文。
醤油をかけたら、ボタン海老が跳ねたのにはビックリしました。
こちらもすべてが新鮮で、とても美味しかったです。
 
ホタテのバター焼きは \580 で、こちらも食べ応えがありました。

こんなに美味しい醤油ラーメンは初めて。
 
お土産も充実しています。

襟裳岬灯台は直ぐそばです。
 
襟裳岬風の館前の展望台。

襟裳岬先端と、太平洋が望めます。

襟裳岬から東側の海は大荒れで、強風の原因が分かりました。

PM 1:00 襟裳岬を出発。
あまりの寒さに、ライディングジャケットの下に、
ダウンジャケットを着込みました。
8月でも北海道と言うことで、ダウンジャケットを
持ってきて、大正解でした。
 
それにしても車が全然走っていません。

海が大荒れのせいでしょうか、昆布の匂いがプンプンします。
 
広尾町手前にあるフンベの滝。

R336広尾町からR236大樹町へと内陸部に入っていと、
あら不思議、嘘みたいに風が収まりました。
 
PM 2:49 幕別町忠類白銀町にある、忠類ナウマン象記念館に到着。

ここは予約したホテルの隣、道の駅の一角にあり、チェックインには
少し早いので、時間つぶしに見学していきます。
 
忠類ナウマン象記念館を見学します。
入館料は\300円です。

実物大のナウマン象の化石が展示されてあります。
全身の化石が発掘されたのは、日本ではここだけだそうです。
 
PM 3:28 隣にあるホテルへ移動し、チェックインしました。

十勝ナウマン温泉 ホテルアルコ は一泊2食 2名で21,600円です。
ベッドはセミダブルで部屋も広く清潔で、温泉も泉質がよく快適でした。
 
PM 6:08 今日も無事に到着して乾杯です。

お待ちかねの夕食。
 
器の割にお刺身が少ない・・・と思っていたら。

メインは十勝牛のしゃぶしゃぶでした (*^_^*)
 
茶碗蒸しもお洒落な味で美味しかったです。

しゃぶしゃぶはお肉も柔らかく、量も十分で満足の味でした。
 
ホタテの釜飯も出汁が効いて美味しい。

海老のグラタンも後から熱々が出されました。

 
最後のデザートです。
リーズナブルな値段の割に、充分満足する料理でした。

本日の走行距離は、179.6km でした。



2018/08/08 ツーリング5日目


AM 7:20 ホテルでの朝食。
 
日本ハム球団が各選手に、北海道の市町村の応援大使を割り振っていましたが、
幕別町の応援大使は、大谷翔平さんだったんですね。
それにしても大きい。
(大リーグ移籍以降の大活躍は、皆さんご存じの通りですよね、
 投打の二刀流でMVP獲得等々、人類を超越していると話題です。)

3回目の北海道ともなると、学習機能が働いて、各ホテルで到着後に運搬台車を、
借りる様になったので、バイクから部屋への荷物の運搬が楽になりました。
 
ホテルのご厚意で駐車場ではなく、玄関横にバイクを置かせて頂きました。
AM 9:00 ホテルを出発します。

R336 ナウマン国道で浦幌・釧路方面を目指します。
 
内陸部は酪農地帯で、人口より牛の数の方が多いというのもうなずけます。

AM 9:54 太平洋側に出てきましたが、海は大荒れで霧がひどいです。
 
見通しは悪いですが、雨が降っていないだけ助かります。

AM 10:18 何故か、白糠町の向こうにあるはずの
釧路市に先に入ってしまい、頭が混乱してしまいました。
実は2005年に音別町が釧路市と合併したため、
釧路市の飛び地になってしまい、白糠の手前にあったのでした。
 
次の交差点を左折すると、5年前のツーリングで主人が
マフラーを落とした、根室本線に掛かる跨線橋があります。
その節はN@BOLTさんに、マフラーを拾って頂き命拾いしましたが、
今回は仲間がいないので、スパナ持参で時々
ボルトを増し締めしながらのツーリングです。

AM 11:01 道の駅・しらぬか恋問に到着。
 
LINEやメール全盛の時代ですが、ラブレターは心が温まりますよ。

大荒れ+濃霧ですが、これも道東の自然です。
 
AM 11:25 道の駅・しらぬか恋問を出発します。

AM 11:50 偶然にも5年前に利用した、釧路市内のスタンドで給油。
 
PM 12:09 ホテル・ルートイン釧路駅前に到着。
チェックインの時間には早いので、荷物を預けて
直ぐ近くの和商市場へ向かいます。

ホテルは釧路駅の真ん前で、利便性抜群です。
 
ホテルから徒歩3分の釧路和商市場です。

テレビでよく紹介される勝手丼を食べるつもりで来ましたが、
市場に入ってすぐ2軒のお寿司屋さんがあり、
美味しそうだったのでこちらで頂きました。
 
市場内にある竹寿司さんでランチです。

主人は特選握り丼セット\2,160を注文。
たこの卵を産まれて初めて食べました。
ボタン海老も大きく、いくらもプチプチ、蟹身も入って美味しかったです。
 
私は北海三昧丼\1,500を頂きました。

どちらも美味しく、釧路ならではの味を堪能しました。
 
市場内を見て歩きます。

こちらが勝手丼にのせる具です。ご飯が\100〜\400なので、仮に\200のご飯+\100の具を10品乗せても\1,200円でオリジナル丼の完成です。

ここなら夕張メロンも手が届きそうです。
 
お魚の種類が多い。

ホッキ貝は手のひらに1個しか載らないデカさ。
アサリは浜名湖産(私の地元)の倍以上の大きさに驚きました。
 
こまいは一皿10匹以上入っていて\324円。
宗八カレイも6枚入っていて\324円と信じられない安さです。

ホッケもサバも安くてうらやましい。
 
羅臼産ボタン海老も美味しそう。

こちらの山崎鮮魚店さんで、鮭・イクラ・ホタテ・北海縞エビ・松前漬けを、
実家へのお土産に冷凍便で送ってもらいました。
 
鮭は右にある切り身ではなく、当日仕入れた新鮮な大きいのを裁き、
3つに分けて(それぞれの実家と自宅用に)、送って頂きました。

今このレポートを制作中ですが、すでに解凍していくら丼や
ホタテをお刺身で食べ、北海道の味がよみがえり、とても美味しく頂きました。
   

すでに食事は済んだのですが、思わず見入っていたところ、お店の人が単品でも大丈夫ですよと、勧めてくださり・・・

誘惑に負けて、マグロの中トロ・ボタンエビ・花咲ガニを買ってしまいました。
 
ぴったんこ カン・カンの安住アナウンサーや、バナナマン・日村さんが
テレビで紹介したお店でした。

後ろの中国人グループは、蟹をバケット一杯購入し頬ばっていました。
 
私は初めて花咲ガニを頂きましたが、食べやすいよう甲羅の中に、
身が取り分けられているので、面倒くさくなく最高の味です。

PM 2:16 アーリーチェックインプラン(13時からOK)は、早めのチェックインで
休むもよし、荷物を置いて観光に出かけるもよしのプランです。
 
部屋から見える釧路駅と町の風景。

屋根の無い駐輪場なので、持ってきたバイクカバーを掛けました。
 
釧路の町を散策に行きます。

幣舞橋から見える、フィッシャーマンズワーフMOOと釧路川。
釧路湿原を巡ってきた釧路川は、ここで太平洋に出ます。
 
フィッシャーマンズワーフMOOを見ていきます。

和商市場と違い、生鮮品よりお菓子類が充実しています。
 
2階の喫茶店でコーヒータイム。

フィッシャーマンズワーフMOOでは、
職場へのお土産にチョコレートを買いました。
   

釧路港に海王丸が停泊していたので、外から見学していきます。

海の貴婦人と称される海王丸は、帆が張られていなくても、
とても優雅な姿でした。
 
全長110mの船体は近くで見ると迫力があります。

PM 4:30 現在の釧路市の気温は18℃と、35℃前後ある名古屋からすると、
信じられない様な涼しさです。
一般家庭にエアコンが無いのも頷けます。
 
PM 6:28 夕食に出かけようと外に出たところ、
バイクのお客さんが増えていてビックリ。

釧路ラーメンの看板に誘われて入ったこちらのお店・・・
ラーメンの写真を撮ろうとしたら、断られてしまいました。
嫌な予感がしながらラーメンを食べると・・・うまくも無く、出汁もきいておらず、
平凡と言うよりガッカリな味でした。おそらく今までにお客さんが、
SNS等に投稿し客足が落ちたので、神経質になっていたと思われました。
あー残念・・・海鮮が続いたのでラーメンでもと、
思ったのが裏目に出てしまいました。

   

本日の走行距離は、120.2km でした。



2018/08/09 ツーリング6日目


AM 6:11 朝起きて外を見ると路面が濡れているようです。
北海道へ上陸してからは4日目、とうとうカッパのお世話になることに。
 
AM 6:50 ホテルのバイキングで朝食です。
まだお盆休み前の平日なので、レストランはサラリーマンで混んでいました。

AM 8:40 ホテルを出発しますが、寒さ対策でたくさん着込んでいるので、
着ぶくれしてまん丸くなってしまいました。
 
AM 9:56 厚岸道立自然公園の駐車場に到着。

松原のぶえさんの歌った、愛冠岬の歌碑がありました。
 
雨が降っているのでヘルメットを被ったまま、遊歩道を歩いて岬へ向かいます。

愛冠(あいかっぷ)岬に到着しました。
 
愛冠岬ではエゾシカの群れと遭遇。

愛とロマンの鐘を軽くならします・・・
鹿を驚かせない様に遠慮しました。
 
慣れているのか全然逃げようとしません。

せっかくの景勝地なのに雨が恨めしいです。
   

天気が良ければ、さぞかしと思わせるロケーションです。

天気が良い日の愛冠岬からの眺望。

北海道大学愛冠自然史博物館を休憩がてら見学していきます。
 
ヒグマの剥製の展示。その他にも様々な北海道の動物標本が、
多数展示されていました。

天然記念物丹頂の剥製。
 
AM 1040 雨の愛冠岬を出発。
このあと予定では、霧多布湿原を見学する事になっていましたが、
雨と霧では行ってもしょうが無いと、納沙布岬へ直行します。

PM 12:35 本土最東端・納沙布岬に到着。
およそ2時間近く激しい雨と寒さのため、ここまで一枚の写真も撮ることが出来ませんでした。

納沙布岬手前、根室駅前の温度計はなんと13でした・・・
8月のお昼時に13℃とは、寒くて震えが来ても当たり前でした。
僅か一週間の間に、暑くて死にそうな日と、寒くて死にそうな日を
体験するとは、夢にも思いませんでした。
 
2017/08/18 テレビ東京系列、たけしのニッポンのミカタ!で紹介された、
鈴木食堂でさんま丼を頂きました。

あいにく、生サンマの入荷がまだなく、冷凍物ですみませんと仰っていましたか゛、
そんなことは関係なく美味しかったですし、花咲ガニの味噌汁も絶品でした。
 
寒がっていた私たちを見て、
石油ストーブに火をつけて頂きありがとうございました。
8月でも普通にストーブを使うという処が、最北の地と実感しました。

ここのお店を知るきっかけは昨年テレビを見たからですが、
そのとき出演していた、愛知県からのハーレーライダーが、
今年家の塗り替えをお願いした塗工店の社長さんだったのです。
根室方面へ行ったら、是非食べに行ってと勧められ、食堂のご主人にも
その話をしたら、ここのテーブルで食べる場面を収録して、
あのサイン色紙が、たけしさんのだよと教えて頂きました。
 
お店の窓から見える納沙布岬灯台。
工事中のため、灯台へは行けませんでした。
PM 1:30 お腹も満足し、納沙布岬を出発します。
当初の予定、
野付半島のトドワラも土砂降りの雨のためキャンセルしました。



PM 3:30 中標津にある本日の宿、中標津HOTEL Biz INNに到着。
野付半島をキャンセルしたので、早めの到着となりました。
 
PM 6:07 ホテルで頂いた食事処のマップを頼りに、何にしようか迷いましたが、
今夜は北海道上陸後、初の焼き肉に決定。

まずは大雨と寒さの中、無事の到着に乾杯!!
 
最初はご飯は頼まずに、お肉と野菜をメインに。

少し経ってからご飯とスープを頼みました。
こうすればご飯が冷めないですし、後から一番気に入ったお肉だけ、
おかずにゆっくり食べられます。
 
地方のよくある名前の焼き肉屋さんかと思いきや、
値段も安い割に良いお肉で、スープがとても美味しかったです。

本日の走行距離は、261.3km でした。



2018/08/10  ツーリング7日目


2018/08/10 本日も雨の朝となってしまい、
ツーリングへのテンションも下がりっぱなしです。
 
AM 7:08 ホテルのバイキングで朝食。

二人で\9.460円のホテルですが、朝食のメニューは充実していました。
 
スタッフもコインランドリーの洗剤やら、使い方も丁寧に
教えてくださり、とても対応の良いホテルでした。
しかも、NHK BSのにっぽん縦断 こころ旅で、
火野正平さんが泊まったホテルでした。

にっぽん縦断 こころ旅の2012年春の旅で放送されました。
ここからはTV画面をキャプチャーした写真で紹介します。
 
私たちより六年前に、同じホテルの玄関前で番組はスタート。。






当時仕事の関係で、朝の番組は見られません
でしたが、再放送で見てビックリ。
同じようなルート、同じような悪天候、
同じようなシチェーションに笑ってしまいました。

番組のスタートは挨拶から始まり、現在地の説明・視聴者からのお手紙を読み、
その内容で今日の目的地が明らかになります。
 
玄関先から出てきましたが雨が降っているので、
お手紙を読む場所がありません。

仕方なくホテルに戻り、コーヒーを飲みますと正平さん。
 
ホテルのレストランで、コーヒーカップにお玉を使い??

コーヒーを飲むと言ったのに、味噌汁をよそってスタッフに
突っ込まれる正平さん。
 
視聴者からのお手紙を読む正平さん。

これから、野付半島と尾岱沼へ行くようです。
 
地図でこれからのルートを確認する正平さん。
私たちは大雨のため断念した、野付半島と尾岱沼ですが、
正平さんのおかげで、どんなところか分かりました。

やはり私たち同様、TVの天気予報をチェックする正平さん。
 
いよいよ出発ですが、フロントロビーはチェックアウトする、
ビジネス客で混雑しています。

AM 8:40 ホテルを出発しますが、本日は開陽台展望台・裏摩周展望台・
道の駅・摩周温泉・阿寒湖遊覧船・オンネトー展望台・
道の駅・あしょろ銀河ホー21と回る予定でしたが、
この雨では観光は無理なので道の駅へ直行だなと、
主人が言っていましたが、開陽台展望台はここから12.8 kmなので、
どんなところか、行くだけ行ってみることにしました。
 
AM 9:09 開陽台展望台に到着。

360度の眺望で地球が丸く見える、と言うのがなんとなく実感できました。
 
いつか天気の良いときに又来たいですね。

AM 9:25 開陽台展望台を出発します。
 
AM 9:48 しばらく走ると、路面がドライになってきました。
それならばと、裏摩周展望台へ行って見ることにします。
霧の摩周湖で有名ですから、霧で見えなくても文句はありません。
雨が降っていなくて、道路がドライなだけでラッキーです。

対向するライダーが手を振ってくれると、さみしさも吹き飛びテンションアップ。
 
道路は貸し切り状態で言うこと無しです。

AM 10:03 裏摩周展望台・駐車場に到着しました。
バイク用駐輪場は、車より一段高く広々コンクリート舗装なので、
サイドスタンドがめり込む心配も無く、
なんてライダーに優しい心遣い、感謝です。
 
駐車場から裏摩周展望台は直ぐです。

階段の向こうに摩周湖は見えるのでしょうか?
 
奇跡の絶景です。

開陽台では雨・霧で眺望が効かなかったのに、標高の高い山で景色を見渡せるとは思いませんでした。


下の2枚の写真は5年前に行った摩周湖の写真です。

第3展望台からの風景は幻想的な霧の摩周湖でした。
 
第1展望台からの風景は晴れて素晴らしい眺めでした。

今年は悪天候の中では、素晴らしい眺めでした。
 
AM 10:30 裏摩周展望台を出発します。

昨日ほど寒くなくなり、カッパは着ていますが雨の心配も無く、
快適なツーリングとなってきました。
 
山の斜面に牛の文字が!! このあたり、養老牛という地名です。

AM 11:56 雨も上がり順調に進んだので、
計画していた道の駅・摩周温泉には寄らず、
直接阿寒湖へやって来ました。
 
観光船の時間を確認してから、まずは腹ごしらえ・・・
5年前に来たとき美味しかったので、
郷土料理の奈辺久さんで頂きます。

名物のわかさぎ天ざるは\1,180円ですが、
駐車場の駐車券を見せると、一人\100円のキャッシュバックがあります。
 
わかさぎの天ぷらが軽くてくどくなく、とても美味しいです。
     

あかん湖 鶴雅ウイングスと言う巨大ホテルで、
トイレを借りましたが、フロントの女性の応対もやさしく、
こういうホテルにも泊まってみたくなりました。
 
鹿の角で出来たチェアーです。

木彫りの彫刻も広々した通路に展示してあり、
この次来たときは是非と思いましたが・・・
年金生活ではやっぱりビジネスホテルかなぁ?
 
冬には全面結氷する阿寒湖です。



PM 1:03
阿寒湖観光遊覧船は、一周85分で一人\1,900円ですが、
駐車場で割引券を頂いたので、一人\1,710円とかなりの割引になりました。
 
前回は観光しなかったので、観光船に乗ることにしました。

所々で見かけるはしりの紅葉。
 
チュウルイ島に上陸し、マリモ展示観察センターを見学。

お土産売り場に売っている物と違い、天然記念物のマリモです。
 
とても綺麗で大きいマリモ。

PM 2:17 観光遊覧も終え、阿寒湖桟橋へ帰ってきました。
 
前回洞爺湖の観光船では、雨が降ってきましたが、
阿寒湖では降られずラッキーでした。

PM 2:30 阿寒湖を出発します。
 
目指すは、松山千春さんの出身地の足寄です。

PM 2:39 足寄町に入りました。
 
何処を走っても車も無く快適です。

PM 2:51 オンネトーに到着。
 
この天気ですから、晴れたときはどれほど綺麗なのか分かりません。
せめて観光ガイドのページの写真で、イメージしてください。
   ↓下のリンクをクリック
 「オンネトー」五色沼と呼ばれる足寄の秘境湖の楽しみ方

又、天気の良いときにリベンジしたいと言う所が、
どんどん増えていきます。
 
PM 3:01 オンネトーを出発します。

海岸沿いを走っていると、潮の香りと共に昆布の臭いがしましたが、
牧場や牧草地帯を走っていると、牛糞の臭いがするのも北海道ならではです。
ちなみに自宅近辺では、鶏糞の臭いも牛糞の臭いもある田舎です。
 
PM 3:46 道の駅・あしょろ銀河ホール21が見えてきました。

道の駅・あしょろ銀河ホール21は、北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線
足寄駅のあった所にあります。
 
道の駅玄関前には松山千春さんの歌碑があり、手形の中にあるボタンを押すと、
大空と大地の中での歌が流れて、気分を盛り上げてくれます。


松山千春さん〜足寄町に歌碑完成(除幕式模様)〜YouTube動画


上の画像をクリックしてください。
 

テレビ番組、歌碑を訪ねて・松山千春「大空と大地の中で」


上の画像をクリックしてください。

松山千春ギャラリーが道の駅内部にあります。
 
足寄の名物らわん蕗の大きさにはビックリ。
漢字で書くと螺湾蕗と書くそうです。

歴代のレコードや楯、ギターや舞台衣装などが展示されています。
 
寒さのため、ツーリングでの楽しみの一つ、ソフトクリームを
食べられませんでしたが、ここ足寄で北海道初ソフトクリームです。
味はラワン蕗ソフトを頂きました。

足寄町限定のおまんじゅう「チーまん」
 
バイクなので買って帰れなかったのが残念でした。

荷物にならない、松山千春さんのマグネットをお土産にしました。
 
道の駅に植えてあったラワン蕗、やっぱり大きいですね。

旧足寄駅が復元されて、松山千春さんの歌碑にもあった、
足型を作ってくれる工房も入っています。
PM 4:39 道の駅・あしょろ銀河ホール21を出発。
 
足寄IC〜池田IC間は道東道を利用し、
帯広の手前で、国道242から道道73号で十勝川温泉へ。

十勝川に架かる十勝中央大橋を渡れば、十勝川温泉は直ぐです。
 
PM 5:55 本日の宿に到着。駐輪場は屋根があり、他にバイクのお客も
いなかったので、この後斜めに入れさせてもらい、雨をしのげました。

本日の宿は、ホテルテトラリゾート十勝川です。
 
広々とした禁煙ツインの部屋は、一泊二食二人で\23,000円でした。

例によって無事の到着に乾杯。
 
特に名物料理はありませんが、量も味も満足の食事でした。

本日の走行距離は、265.0km でした。