2017/05/19


2017年5月19日、今年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の
舞台になっている、私の地元静岡県遠州地方と、愛知県三河地方に
またがる、ゆかりの地を巡るツーリングに行ってきました。
当初混雑の緩和する春休みと、ゴールデンウィークの間に行く予定でしたが、
天候不順等で延期していたので、ようやく決行できました。
 
AM 7:43 自宅を出発しR301から浜名湖レイクサイドウェイ経由で、
R362・県道320とつないで行けば、最初の目的地龍潭寺までは
およそ1時間ほどです。左の写真は浜名湖西岸、
上は浜名湖と猪鼻湖に掛かる新瀬戸橋を渡っているところです。

AM 8:44 龍潭寺に到着しました。
拝観はAM 9:00 からですが、職場の同僚の親戚がこの地にあり、
道路がもの凄い大渋滞で、休日は身動きがとれないほどと
聞いていたので、有給休暇を取り朝一での訪問となりました。
 
龍潭寺へは地元と言うこともあり何度か訪れていますが、
ツーリングで来たのは2007年の
龍潭寺と竜ヶ岩洞ツーリング以来です。
  (リンクは別ページで開きますので良かったら見てください)
このときはまさか、大河ドラマの舞台になるとは夢にも思いませんでした。

ドラマにも度々登場する山門です。
 
朝一で来たおかげで人が映り込まない写真を撮れました。

こちらは本堂正面の庭です。
 
以前来たときは公開されていなかったと思われる、
直虎と虎松(後の井伊直政)の像です。

本堂裏に回ると小堀遠州作の庭園があります。
以前は龍潭寺の観光と言えば、ほぼ100%小堀遠州作の庭園が
目当てでしたが、今年からは井伊直虎関連のお客さんばかりでしょう。
 
手入れの行き届いた庭は、10年前と何も変わっていませんでした。
変わったのは左の写真に少し写っている、
座布団が厚く立派な物になっていたこと位です。

庭園全景が分かる写真です。

早い時間のため団体客の数も少なく、落ち着いて庭園を鑑賞できました。
 
本堂正面を回り井伊家の墓地へ向かいます。

龍潭寺は井伊家の菩提寺ですが、その中で昔から井伊直盛から井伊直政までの、
井伊家存続の危機に遭った時代の方々が同じ列に並べられ、許嫁でありながら
戦国という時代に翻弄され、結ばれることのなかった直虎と直親が、
隣同士で眠っていることに、まさに大河ロマンを感じました。
 
くしくも本日は井伊直盛公の命日にあたり(桶狭間の戦いで討死)
法要が行われるため、本堂には幕が掲げられていました。

龍潭寺入り口からわずか100メートルほどの所に、
初代井伊共保
(ともやす)公出生の井戸があります。
平安時代の西暦1010年に、龍潭寺前の井戸から誕生したといわれる共保公が、
井伊家千年(遠江600年、近江400年)のはじまりとされています。
 
今では周りが水田や住宅になっていますが、
井伊家発祥の地である井戸は大切に守られています。

AM 9:44 満車になった龍潭寺駐車場を出発し、
3.7qほど離れた大河ドラマ館へ向かいます。
昨年は大河ドラマ・真田丸を見ていなかったので、
七味温泉ツーリングでせっかく上田城まで行ったのに、
大河ドラマ館の前を素通りしてしまいました。
 
おんな城主直虎大河ドラマ館に到着。
駐車場は隣接する気賀関所の隣にあり、
時間も早いので第一駐車場(無料)に入れることが出来ました。

大河ドラマ館入り口で写真撮影のサービスがあり、
無料とのことでお願いしましたが・・・カードの大きさの割に写真が小さい。(T_T)
結局1,200円出して大きい写真を買うことになってしまいました。
 
無料でいただける写真だと、何を持っているのか分からないので、
1,200円で買った写真の一部を貼り付けてあります。
私が手にしているのは直虎ちゃんの縫いぐるみで、
主人が手にしているのは出世大名家康君です。

大河ドラマ館パンフレット、画像クリックで大判がご覧いただけます。
 
大河ドラマ館パンフレット、画像クリックで大判がご覧いただけます。

おんな城主 直虎 大河ドラマ館の入場料は600円ですが、
龍潭寺(500円)とのセット券だと1,000円になります。
 
館内は撮影禁止ですが、井戸端セットの部屋のみ撮影可になっていたので、
次郎法師役の柴咲コウさんのパネルとパチリ。

番組で毎回登場する井戸は、手を近づけると波紋が広がります。
又子役達が井戸をのぞき込むシーンも流れるのですが、
その場面は撮影禁止になっていて、非常に面倒くさく感じられます。
 
井伊直親役の三浦春馬さん。

小野政次役の高橋一生さん。
 
井伊直虎役の柴咲コウさん。

唯一の撮影スポットがこの部屋だけなので、
混雑していたら、パネルとのツーショット写真も撮りづらいでしょうね。
 
玄関ホールで最後の一枚。

隣接する気賀関所は、大河ドラマ館開館中は無料で見学できます。
 
地元では知らない人はいない姫街道の気賀関所です。

井伊直虎の顔出しパネル。南渓和尚と虎松の3人分です。
 
団体さん用の撮影スポットには井伊家の幟が立てられています。

気賀関所の売店は当地の名産品のほかに、
おんな城主直虎関連のお土産が、所狭しと並びます。
直虎ちゃんのマグカップも可愛かったのですが、
バイクと言うこともあり、割れ物なので我慢。
 
直虎ちゃんメモ用紙4冊セットが380円だったので、
こちらをお土産に買い求めました。

おなじみのうなぎパイや源氏パイ等、
遠州地方の名産品もたくさん揃えられています。
 
AM 11:07 大河ドラマ館駐車場を出発します。

R362からR257へ出たら左折し県境を超え、鳳来寺を目指します。
 
鳳来寺山入り口を右折。

AM 11:51 鳳来寺参道にある食事処、かさすぎに到着。
 
おかみさんに、テレビで直虎膳始めましたと言うニュース見ましたよと、
今日は直虎ゆかりの地を巡って、最後に鳳来寺へ来ましたと言う話を
させて頂きました。

かさすぎお勧めの料理がすべて揃っていて、これはとてもお得です。
 
本来はしいたけ定食と田楽定食は、別々の注文になるので、
一緒に味わえる直虎膳は、今年にぴったりのメニューです。
しいたけは肉厚で柔らかく、とろろ蕎麦はとろろがたっぷりで
とても美味しかったです。

PM 12:35 お腹も満たされ鳳来寺へ向け出発します。
バイクをここへ置き
1,425段の石段を登って、
鳳来寺本堂まで行く手もありますが、
今回は体力的にきついので、鳳来寺山パークウェイで行きます。
2012年に
鳳来寺山と三遠南信道ツーリング1,425段の
石段を登っていますので、そちらのページもご覧ください。
 
PM 12:48 鳳来寺山パークウェイ駐車場に到着しました。
バイクの料金は210円です。

パークウェイ駐車場から徒歩で、鳳来寺本堂へ向かいます。
ここ愛知県新城市も、まだドラマには登場していませんが、
井伊家ゆかりの場所なのです。
 
遊歩道から見える鳳来寺参道の風景。
この写真にあるラッキーな物が写っているのですが、分かりますか?
答えは3行下の写真に・・・

目も眩む様な断崖絶壁です。
 
PM 1:08 鳳来寺本堂に到着。

702年創建の寺ですが、幾多の火災などがあり、本堂は1974年再建です。
徳川家康の父母である松平広忠と正室於大の方(伝通院)は、跡継ぎが無く
祈願のために、夫妻そろって領内の鳳来寺に篭もり、
間もなく家康を懐妊したという歴史的にも有名なお寺です。
後にその話を知った三代将軍家光が、直ぐ隣に東照宮を建立しました。
 
鳳来寺と井伊直政との関係が分かる説明文です。
事実は小説よりも奇なりと言う言葉がありますが、
井伊家断絶の危機に瀕しながら、譜代大名筆頭にまで上り詰めた事は、
奇跡としか言いようがなく、歴史に疎い私でもロマンをかき立てられます。
又、これからドラマに登場する井伊直政役は、
菅田将暉さんが演じられると言うことで、
ますますドラマが面白くなりそうです。

鳳来寺本堂前にある休憩所から見える三河と遠州の山々。3行上の写真の答えは、新たに植林した場所がハート型になっているでした。(^_^)

続いて東照宮にもお参りしていきます。
 
三代将軍家光が建立し始め、四代将軍家綱が完成させた、日光・久能山と並ぶ
三大東照宮の一社で規模は比べられませんが、貴重な地元の歴史に触れられます。

朱塗りの柱や美しい金箔が、いかにも東照宮であることを主張している様に感じます。
 
意外にも次から次へと参拝客がやって来ます。

PM 1:48 鳳来寺山パークウェイ駐車場を出発。
当初鳳来寺山の麓にある、湯谷温泉で日帰り入浴の予定でしたが、
あまりの暑さのため断念・・・熱中症になってはいけないので。
 
PM 2:18 新東名・浜松いなさICから三ヶ日JCTへ。
PM 2:30 三ヶ日ICに到着。

朝も通った新瀬戸橋から猪鼻湖と瀬戸の吊り橋が見えます。
 
自宅到着はPM 3:08 本日の走行距離は138.7qでした。
燃費は、XLH883が 26.61km/L XL1200CAが 21.77km/L でした。

今年2月に職場の旅行で訪れた、国宝彦根城
井伊直政の家督を継いだ井伊直継が築城主で、
連綿と続く井伊家歴史の中で、花開いた時代ではないでしょうか。
 
日本に五城しかない国宝の天守閣からの風景。

琵琶湖が見渡せます。
 
あと二ヶ月もしないで、この桜が満開になるとは・・・
この日は途中で雪にも降られ、大変寒い日でした。

最近は大河ドラマを見ることもなかったのですが、地元が舞台と言うこともあり歴史への興味がわいてきました。

最後にひこにゃんお出まし。
実物に初めて会えましたが
しぐさがとても可愛かったです。
こちらにひこにゃんと親戚?の直虎ちゃん、家康君の3ショットがあります。
 
大河ドラマ「おんな城主直虎」が始まり、ゆかりの地をツーリングで
巡りたいという想いが、このときすでに芽生え始めたのでした。