平成14年10月27日 日曜日

朝刊

往年の名車、勢ぞろい/岐阜市で開幕「モーティバル」に800台


 世界中の名車やオートバイが集まり“車の文化”を全国に発信するイベント「Motival2002」(モーティバル2002世界一くるまの王国フェスタ実行委員会主催)が二十六日、岐阜市長良福光、岐阜メモリアルセンターで開幕。全国から自動車ファンや親子連れらが訪れた。

 同イベントは、二十七日までの二日間。県経済同友会(星野鉄夫筆頭代表幹事)が中心となり、官民が一体となって車への考え方や車の文化をアピールする。パレードでは、岐阜婦人子供服工業組合が衣装協力し、アパレル産業のPRを行う。

 会場には国内外のクラシックカーやハーレーダビッドソンなど約八百台が集結。車両の展示やクラシックカーが町を走るフィオレンティーナパレードなどが行われ、来場者は往年の名車たちに熱い視線を送っていた。

 メーンイベントのクラシックカーが新婚・結婚予定カップルを乗せて走る「嫁入りものがたり」では、五十組のカップルが参加し、各務原市、大垣市内から岐阜メモリアルセンターを目指した。

 この中で、姫街道四〇〇年祭記念祭のシンボルイベントに位置付けたセレモニーが大垣市昼飯町の市赤坂総合センターであり、二十六台にカップルが乗り込んだ。先頭のオープンカー「ジャガーSS1」には、十一月三日に同市の赤坂宿一帯で開催される「中山道赤坂宿まつり」の皇女和宮行列で、和宮役でパレードする団体職員田部陽子さん(24)=同市赤坂東町=と梶原拓知事が乗り込むなど、現代版「嫁入り行列」を再現した。

(写真)往年の名車に新婚カップルなどを乗せて走ったパレード=岐阜市長良福光、岐阜メモリアルセンター

《岐阜新聞10月27日付朝刊県内版》