2001年8月17日〜19日、2003年からのマイカー通行規制で、自家用車・バイクの
乗り入れが出来なくなる、乗鞍スカイラインを走りに行ってきました。
畳平は気温14℃と、涼しいのを通り越して寒かったです。
着いたときには晴れていましたが、簡易郵便局で、友達にお土産着きハガキを書いていたら、
霧が掛かってきて、山の天気の変わりやすさを実感しました。三日間とも天候に恵まれ、
今年で結婚20周年(^。^)そして私の誕生日に夫婦二人で初のお泊まりツーリングも、
トラブルもなく無事終了しました。私ばかり写っていて、レポートになっていないかも
知れませんが、良かったら見ていってください。

2001/08/17 午前 07:06 昨夜のうちに荷物は全部積んであり、
余裕で出発のつもりが、少し遅くなってしまいました。
天気予報は晴れと言っていましたが、曇っていました。
初めて二人だけでの二泊三日のツーリングに、
緊張感が高まります。

午前 08:48 最初の休憩は、いつもお世話になっている、
設楽町にある八雲苑という、観光ヤナ場です。
ここはトイレが営業時間外でも使用できるので、
いつも助かっています。
出発したときは曇っていた空も、青空が覗いてきました。

午前 10:20 本日二番目の休憩地、岐阜県岩村町にある
喫茶店「とも」です。岩村は女城主の岩村城があったところで、
地酒も「女城主」と言う有名 なお酒もあります
(誰ですチーコにピッタリなんて言っているのは)。
バイクショップのツーリングでは、西三河・尾張地区からの
メンバーの集合場所になっているお店です。
お店の名前が「ボンジュール」から「とも」に変わっていたので
聞いたところ、経営者が変わられたそうです。
しかし日曜日も朝7時から営業と、集合場所として重宝しています。
自宅で朝食を摂ってきたのに、しっかりモーニングを頂きました。

午前 11:46 本日3回目の休憩は、中津川から下呂温泉を結ぶ、
通称裏木曾街道にある道の駅
「花街道付知」です。
ここも三河地区から高速を通らないで、飛騨へ行く定番のルートで、
道がいい上に交通量も多くなく、快適なルートです。
時間的にはそろそろお昼かなと言う頃ですが、喫茶店での
モーニングが効いて、まだお腹が空ませんでした。

午後 01:16 結局昼食は、萩原町にあるドライブインで
ラーメンを食べました。高山ラーメンはわりと有名で
美味しいのですが、ここのラーメンも安くてまぁまぁの味でした。
さぁ出発と言うときに、観光客のおじさん達に囲まれ、
質問攻めに・・・・女性のハーレーライダーが珍しいらしく、
色々聞かれました。

午後 01:46 本日の最初の目的地、小坂町にある日帰り温泉施設
「ひめしゃがの湯」に到着です。小坂町で給油しましたが、
200キロ走って7.6リットル入り・リッター26.3/km でした。
スポーツスター883 の燃費の良さにはほれぼれしますね。
主人のFXDLはリッター19/km でした。

「ひめしゃがの湯」は入泉料600円で休憩所・イワナや
朴葉みそなど飛騨の郷土料理を楽しめるレストランも
併設され、時間の制限もないので、ゆっくり休みなが
ら二度三度と温泉が楽しめます。
露天風呂は無色なのに、 室内の風呂は有馬温泉の
金泉のような色で、二度楽しめると言うか、
一粒で二度美味しい?温泉です。

午後 03:28 ひめしゃがの湯近くにある、
がんだて公園にて、県指定天然記念物の「巌立」を見学。
御岳山の大噴火で出来た、高さ72m、幅120mの大絶壁は、
大自然が作り上げた不思議な景観です。
写真だと遠近感が分かりませんが、実際はものすごく
大きな柱状節理です。

午後 04:03 家を出てから9時間あまり、鈴蘭高原に到着しました。
ここは標高1.330メートルあります。
空は曇ってはいますが、雨の心配は全くなく厳立峡から
ここまでの道は、すれ違う車もほとんど無く、カーブが
緩やかな山道で最高のツーリングルートでした。
ペンションまではもう一息です。実はこの写真を撮って、
出発した直後、主人が熊と遭遇!柴犬くらいの大きさと
言うから、子熊だと思いますが、ハーレーの音に驚いた
のか、主人と目があった直後、くるっと向きを変えて、
茂みの方へ行ったそうです。残念ながら私は
見ることが出来ませんでした。

午後 04:12 本日の宿、ペンション「スウィートキャンディ」
に到着です。
プチペンション村の中では、一番上の方の山腹に建っていたので、
駐車場の方が高い場所にあって、??と思ったのですが、
実は凄く見晴らしのいい場所だったのです。その写真は後ほど。
本日の走行距離は、227キロでした。

午後 07:09:23 「スウィートキャンディ」での
ディナータイムです。
料理はコースで、メインディッシュは「飛騨牛」のステーキでした。
普段は酎ハイ専門の私も、お勧めのワインを頂き、
ほろ酔い気分です。
飛騨牛は柔らかく、スープの味も絶品でとても美味しかったです。
何故他のお客さんは向き合うテーブルなのに、
私達ともう一組のカップルだけ、窓に向かって食事する
のかなぁとこの時は思いましたが、
実は素晴らしい仕掛けだったのです。それも後ほど・・・・

2001/08/18 午前 07:33 実はこういう訳だったのです。
目の前には木々の緑と青い空、雲海の上に頭を出している乗鞍岳を
中心とする大パノラマが・・・・絶景です(*^o^*)。
これなら20年間毎日顔を突き合わせているダンナと
向かい合うのとは雲泥の差が(^_^;)
口を動かすのも忘れがち?いえいえそんなことは
ありません、オーナー手作りの焼きたてパンの美味しかったこと。

ペンション「スウィートキャンディ」のバルコニーからの眺望です。
紅葉の頃はさぞかしと思わせるロケーションです。
雪景色も新緑の頃も・・・他のペンションより断然見晴らしが
いいと思い、ここを予約して良かったと実感しました。

午前 08:29 ペンション「スウィートキャンディ」の
オーナーご夫妻と記念にパチリ。
暖かいもてなしと美味しい料理、ありがとうございました。
又機会を作って遊びに行きたいと思います。

午前 10:20 二日目、乗鞍スカイラインに入ってからの観峰台・標高2.160mです。
天気も素晴らしく、向こうには笠ヶ岳
(2.897m)がはっきり見えました。乗鞍スカイラインをバイクで走るのは
初めてでしたが、思ったより走りやすかったです。それにしても走りながら見える景色のすばらしさ、
回りの樹木の種類が標高が上がっていくに従って変わっていき、最後には雷鳥が住むハイマツ地帯へ・・・

午前 10:49 今回のツーリングのメインイベント乗鞍スカイライン
終点の畳平に到着。 平湯峠から海抜2,702mの畳平まで、
全長14.4キロメートル、高度差1,060mの、
日本一高所を走るマウンテンロード!やっと思いが
実現しました。
畳平の2キロ程手前から渋滞で、車が動きませんでした。
最初は車の後に着いていましたが、上り坂で重い
ハーレーです。クラッチを握る手が痛くなったので、
どうしようかと思っていたら、他の5台ほどのバイクの
グループが追い越していったので、私達も四輪の皆さん
御免なさいで、追い越して来ました。
駐車場待ちの列の先頭に出たら、整理係の
ガードマンの方が、バイクは専用の置くところが
あるからと直ぐに中に入れてくれて「ラッキー」。

午前 10:59 畳平の駐輪場。ここはいっぱいだったので、
向こうに見えるバスターミナルの前に置くことが出来ました。
結構遠くからもライダーが来ていましたし、同じ豊橋ナンバーの
カップルがいたりして、話などしました。

午前 11:09 乗鞍山頂簡易郵便局というのが、夏休みの間
開局されています。ここで友達に残暑見舞いを出すことにしました。
手にしているのは「さるぼぼ」という飛騨地方の民芸品のお守りで、
お土産の定番です。
絵はがきより、お土産にもなるので、これを選びました。
記念のスタンプも押してもらえるので、良い記念になります。

山頂簡易郵便局の窓口です。
お土産着きハガキを買い求めて、出す人々で混んでいました。

午前 11:34 お土産売り場の温度計、8月18日の
お昼近くにになんと!気温14℃。
涼しいのを通り越して、寒かったですが、下界の灼熱地獄を
思えば、天国です。

午前 11:57 自分宛にも、雷鳥の絵が描いてあって、
壁掛けにもなる板材で出来たハガキを記念に出しました。
さっきまで良い天気だったのが、いつの間にか濃い霧に
包まれてしまいました。

「山の天気は変わりやすい」の言葉通り、 深い霧に包まれました。

午後 12:23:35 遊歩道が整備されている、お花畑を少し
散策しました。
最初は下り坂なので楽でしたが、
登りになると息が切れて苦しくなります。
そう、ここは標高 2.700メートルもあるんですもの。

名前も知らない可憐な高山植物・・・・
過ぎゆく夏を惜しむようにひっそりと咲いています。

午後 01:08:09 昼食には、山菜そばをいただきました。
おつゆは良いだしが出ていたのですが、
そばに腰がないのが残念でした。
家の方ではこの時期ざるそばですが、
寒かったので暖かいおそばにしました。
今から畳平に別れを告げて、乗鞍エコー
ラインへと降りていきます。
それにしても、スカイラインは自転車は通行禁止ですが、
エコーラインの方は通れます!まさか自転車でここまで
上がってくる人があんなにいるなんて、驚きです。

午後 01:10 この乗鞍スカイラインの看板は思い出の場所なのです。
1990
年に今は亡き、愛犬 ロッキー←(クリックしてみて) と来て、
写真を撮った思い出の場所なのです。
あの時はスカイラインが開通したばかりの5月で、雪景色でした。

午後 02:08 本日二番目の目的地、白骨温泉に到着しました。
テレビの旅行番組で、何回か見てはいますが、
訪れたのは初めてです。
ここへのルートは、乗鞍エコーラインで乗鞍高原温泉まで
降りてきて、有料道路の「乗鞍スーパー林道」を使って来た
のですが、料金所のおじさんが「限定解除したんだ、
道が悪いから気を付けて」と言ってくれましたが、
本当に凄い山道で、ギヤもローかセカンドにしか入らず、
道幅も狭く対向車が来ると、冷や汗ものでした。

午後 02:23 いよいよ白骨温泉野天風呂に入浴です・・・・
念願かなってやっと入ることが出来ました、
テレビで見たとおり、乳白色のお湯でした。
しかし、実際は硫黄の匂いがプンプンで、
お湯はまったり肌にまとわりつくような柔らかさです。
入浴料は500円で洗い場も少なく、休むところも
ありませんが、それでも大勢の観光客が入りに来ていて、
イモを洗うようでした。古来より「三日入れば、
三年風邪をひかない」と言われる白骨温泉、
一回しか入られなかったけど、御利益はいかに?

午後 03:07 白骨温泉野天風呂も堪能したし、
本日の宿へ向けて出発です。

午後 03:37二日目の宿、乗鞍高原のペンションありすに到着しました。
乗鞍高原のペンションをインターネットで探していたところ、
ペンションありすのオーナーご夫妻がライダー、
それも筋金入りの(レースをやっていたそうで、
今は
BMWやドカを乗り回している)ライダーと
言うことで、ここしかないでしょうと言う感じで、
予約しました。
本日の走行距離は、115キロでした。

午後 05:16 夕食前の時間を利用して、
乗鞍高原温泉の
湯けむり館へ、
私のバイクにタンデムして行ってきました。
入浴料は700円でした。
湯けむり館は村営日帰り温泉施設で、ヨーロッパスタイルの
外観と樹齢300年木曽サワラで造られた浴槽が自慢だそうで、
屋外の露天風呂からは白樺林の向こうに乗鞍岳が望めます。
ここの泉質は白骨温泉のように、硫黄の匂いと白濁した湯で、
同じなのかと思って、分析表を見たら違っていました。
だけど入った感じは同じように、とても効き目がありそうな、
良い温泉でした。

午後 06:39 ペンションありすもコース料理で、
スープもお肉も美味しく、サラダのドレッシングなんて、
初めて味会う美味しさで、レシピが欲しくなっちゃいました。
昨夜は優雅に白ワインでしたが、
今夜は定番の青リンゴサワーです。

2001/08/19 午前 09:40 三日目の朝、今回のツーリングも
今日が最終日となりました。
ペンションありすのオーナーご夫妻と記念撮影。
二人とも私達より超ベテランで、全国をツーリング
してらっしゃるし、レースの経験もあり、オーナーは
整備士の資格もお持ちとのことで、
ライダーにとって、とても頼れる存在です。
どうもお世話になりました。

午前 10:03 乗鞍高原より乗鞍岳を望む。
昨日と違い、朝から雲が掛かっていました。
私達が登ったときは綺麗に晴れていたので、
本当にラッキーでした。
二泊三日のツーリングも今日が最終日です、
今日もスーパー林道、木曽路・清内路・飯田街道と
山道中心のコースで、思いっきり走るぞー。

午前 10:15 スーパー林道の途中で見つけた、
白樺林に揺れるススキの穂。
早い物で、もうここには秋の気配がただよっていました。

青い空・白い雲・緑豊かな白樺林、間近に見える乗鞍岳・・・
う〜〜ん、これは夢か現実か?スーパー林道は道幅が狭いため、
大型車の通行は無く、車も少なく快適でした。
(かなりゆっくりしたペースで景色を楽しみながら走りました)

午前 11:38 道の駅「日義木曽駒高原」にて最初の休憩。
ここへ来る少し前、薮原高原のスタンドで給油。
チーコの
883190キロ走って、9.6リットル・燃費は 19.8km/L
主人のローライダーは
186.7キロで9.6リットル・燃費は19.4km/L
きつい山道だと、排気量の優位性が無くなってしまうことを発見。
トランシーバーで「今何速に入れてる?」なんて会話をして時々
確認してたら、 私はローかセカンドがやっとでも、
ローライダーだと、サードだよとかフォースだよとか答えるので、
やっぱりでかいハーレーはトルクがあるんだなぁーと
実感しました。
スポーツスターって、やっぱり回して楽しむ
エンジンなんですよね。

午後 12:05:09 道の駅日義木曽駒高原を出発するところです。
ここでも朝取りの新鮮な野菜や、果物をお値打ち価格で販売して
いましたが、バイクなので買って帰ることが出来ません(-_-;)
主婦としては残念なところです。前から欲しいと思っていた、
ケテルのマイクとトランシーバーのセットを、
都市対抗野球の応援で東京に行ったとき、
秋葉原のショップで買いました。
今回のツーリングで初めて使い、最初は操作に
慣れず「聞こえますか?どーぞ」しか話さなかった
のですが、慣れるに従って会話もはずみ、
とても具合が良く、特に「トイレ行きたいコール」(^_^;)に
重宝しました。

午後 01:36 国道19号線を南木曽町の妻籠宿から256号に入り
清内路村を通り、昼神温泉に到着したところです。
ここの喫茶店で昼食にしました。このルートは三河から木曽路へ行く
最短ルートで、車も少ない割に道がいいので、
お勧めのツーリングルートです。
途中に日帰り温泉が何カ所もあり、秋には紅葉が綺麗ですよ。

午後 02:40:30 最後の休憩は、根羽村のネバーランドにしました。
ここより少し手前の、道の駅信州平谷に寄る予定でしたが、温泉も
併設されているため人気があり、駐車場が一杯でした。
ここも根羽村特産の産直コーナーがあり、車で通ったときは必ず寄る
お勧めスポットです。特に豆腐と牛乳が美味しく、その牛乳で作った
ソフトクリームは行列が出来るほど人気があります。

午後 05:36 無事我が家に帰宅しました。
家の直ぐ近所のスタンドで、最後の給油をしたところチーコの883は
206.1キロ走って7.7L入り、燃費は 26.8km/Lとよく延びました。
主人のローライダーは206.7キロで10L入り、燃費は 20.7km/Lと
まずまずでした。1340ccの排気量を考えると、国産車よりかなり
良いのではないでしょうか。本日の走行距離は、249キロ。
今回のツーリングの総走行距離は593キロで、
チーコ883の平均燃費は23.6km/L
主人のFXDLは19.5km/Lでした。
ここまでコメントを読んでくださいまして、
ありがとうございました。
二回目の成人式を過ぎてから、バイクに乗り始めた身にとって、
速く走るのは苦手ですが、これからもマイペースで安全運転に
心がけ、楽しいバイクライフを送りたいと思います。